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医薬品クライシス

1004221医薬品クライシス” 佐藤健太郎 著 / 新潮新書

ちょっと前にNHKで放送していた”追跡!A to Z 新薬が生まれない”に出演していた著者。

大手医薬品メーカー(聞くところによるとE社?)の研究職を経て、2009年より東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教という経歴も気になり、本書を手に取った。

前半は薬が効く仕組みから製薬業界の話題について述べられ、”奇跡、ギャンブル、非常識”といった言葉に象徴されるように、特殊な業界であることを説明している。

後半は研究職であった経験に基づく視点から、新薬が出なくなった理由の一つとして”研究職の成果主義”をあげている。短期的な成果に走ることで研究者が小粒になり、”闇実験”をしなくなった(暇が無くなった)と。

私が入社して間もなく成果主義は導入されたが、過去にものを出した諸先輩方の伝説と比較すれば確かにそういえなくもない。

Googleは社員に、本業(80%)の他に新しいアイデア(20%)にも時間を費やすことを課しているという。

製薬業界でこれと同じことをやれば、相当話題となるだろうが。そんな体力、どこの製薬会社にもないか・・・。

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