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医薬品業界 「特許切れ」後の挑戦

1001221 医薬品業界 「特許切れ」後の挑戦 内田伸一 著 / パル出版

第1章 「2010年問題」をどう乗り超えるか―「特許切れ」で塗り替えられる医薬品市場;
第2章 巨大市場としての主要疾患治療薬;
第3章 大手メーカーがしのぎを削るがん治療薬開発;
第4章 本格化するバイオ医薬開発競争―抗体医薬、核酸医薬の最新動向;
第5章 再生医療の無限の可能性―先端技術実用化のための「5年計画」;
第6章 新薬開発競争に勝つために繰り返される企業合併・買収;
第7章 「2010年問題」以後を生き残るための方向転換

大手製薬会社が保有するいわゆるブロックバスター(一剤で年間1,000億円を売り上げる新薬)の特許が、2010年を境にあいついで切れる。

ジェネリックの台頭に加え、高血圧・糖尿病・高脂血症といった生活習慣病の新規ターゲットの枯渇。低分子医薬に変わるバイオ医薬品の開発競争と、企業合併・買収。

製薬業界に押し寄せる荒波とパラダイムシフトを予感させる一冊。

どこかで聞いたことのある話が大半であったが、2008年に誕生した協和発酵キリンと、親会社であるキリンホールディングスとサントリーの統合についておもしろい記載があった。

協和発酵とキリンファーマはともに抗体医薬において高い技術を持っており、抗体医薬の研究開発を加速させるために合併。その技術を狙って、大手製薬メーカーの買収対象となっているという観測情報から、その防衛策として親会社がサントリーと統合するというもの。

巷ではビールに対する独占禁止法などの問題に注目が集まっていたが、そういう見方もあるのかと納得。

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